東大受験と親の気持ち
「東大受験ができて、合格も狙えるような子供になって欲しい」と願う親の気持ち、それは良いことだと思います。「学歴だけで人格を判断してはいけない」という意見があります。
ただ、自分の子供に「東大受験、合格を目指せるような子になって欲しい」という思いは、親の愛情の現われでもあるのです。「最高の学習環境を用意してやりたい」「勉強のできる子になってほしい」あるいは「スポーツのできる子になって欲しい」などの希望を持つのは、親として当然です。
学歴偏重の社会については、見直すべき点があるというのは事実です。
学歴「のみ」で、自分の子供を判断することは、子供を追い詰めることにもなりますし、それは愛情ではなく、自分の思い通りに子供を動かしたいだけ、ということになります。
それでも「東大受験を目指せるような子に育って欲しい」という思いそのものは、否定されるべきものではないと思います。
あまりにも「東大受験」のみに、焦点が当たってしまうことで、子供のほかの可能性(芸術やスポーツなどの能力)を潰してしまうことになりますので、「勉強がその子に向いているのか」は検討の余地があるでしょう。勉強に向いている子だと思うなら、東大受験を考えられるような環境を整えることも、親としては「子供にやってあげたいこと」として、思いつくでしょう。
その思いが、中学校、小学校、あるいは幼稚園からの「お受験」として、実現されていくのが、現代の学歴社会というものかもしれません。